
朝起きたときの顔のむくみや、夕方になると気になるふくらはぎのむくみ。 女性ホルモンの周期や妊娠、出産、そして更年期……。 さまざまなタイミングでのむくみにわたしたちは悩まされがちですね。
本記事では、むくみケアのスペシャリストである佐藤佳代子先生に、むくみケアの大切さと効果的なマッサージについてお聞きしました。

むくみは女性の不調のサイン。日常生活の中で無理なくケアを。
― 朝目覚めたときの顔のむくみや夕方の脚のむくみ、生活に支障があるほどではないけれど、なんとなく調子悪いな…。と悩む女性は多いようです。むくみは放置しないほうがいいのですか。

わたしたちのからだの約6割は水分からつくられています。毎日いきいきと活動できるのは、血液やリンパの流れがめぐっているおかげです。
ところが、ストレスなどで自律神経が乱れると、毛細血管が収縮されて温かい血液が手足の末端まで行き届きにくくなります。これが、しつこいむくみや冷えの原因のひとつです。 血液やリンパの「めぐり」がとどこおると免疫も低下しやすくなります。
ですから、たかがむくみ、と放置せず、日常生活のなかでケアすることが大切なのです。
むくみ解消マッサージのポイントは「やさしく」「流れを意識」
― むくみ解消マッサージ、と聞くと、ちょっと強めの痛気持ちいいマッサージをイメージしてしまいますが。

むくみ解消のマッサージは、インターネットや雑誌などで数多く紹介されていますね。 からだの「コリ」解消と組み合わせてゴリゴリと強くマッサージしているかたもいるかもしれません。
しかし実は、血液やリンパの「めぐり」をうながしてむくみを解消するのには、「やさしくさする」ようなマッサージで十分です。リンパ液は手足の末端から中心に向かって流れますので、その流れを意識することも大切です。
わたしたちの皮膚のすぐ下には、「毛細リンパ管」が網目のように張りめぐらされています。この毛細リンパ管にやさしい刺激を与えることで、リンパの流れは十分うながすことができるのです。肌も強くこすらない方がベターでしょう。
むくみ解消マッサージの合言葉は、「やさしく」「リンパの流れを意識してタッチ」ですね。
皮膚のすぐ下に網目のように広がる「毛細リンパ管」
着るだけ、「ながら」ボディケア。マイクロタッチウエアの秘密
― 今回、弊社encycloと「マイクロタッチウエア」を共同開発していただきました。

わたしは長年、美容と医療の両面からむくみケアにたずさわってきました。 その中で、むくみに悩む方ご自身と「一体型」のケアが必要だと感じていました。
暮らしのなかで身近に続けられる本格的なケア方法を模索する中で、今回「マイクロタッチ」素材に出逢えたことは大きな転機となりました。
― 「マイクロタッチ」素材の特徴について教えてください。

わたしたちの皮膚のすぐ下には、毛細リンパ管というとても細かなリンパ管が張りめぐらされています。マイクロタッチウエアは、内側がハニカム型(正六角形がすきまなくならんだ形)の凸凹編みになっていて、肌をやさしく刺激します。この凹凸編みは生地を伸ばしてもつぶれないため、からだを動かしても常に肌を刺激し続けることができるのです。
伸ばしてもつぶれない凹凸編みの生地が、肌に刺激をあたえます
心地よい着心地で、スッキリしたい方の「ながら」ボディケアをサポ―ト
― マイクロタッチウエアは、どういった方々に着ていただきたいですか。

「マイクロタッチウエア」は、さまざまな年齢層の女性に向けて、身に着けたときの心地よさと安心感をお届けできるよう細やかに開発を重ねました。ボディラインを美しく魅せるだけでなく、リンパの流れに関する最新の研究結果を取り入れた「フローイングライン」が入っています。このラインに沿ってご自身でマッサージをしていただけますので、スッキリしたい方の「ながら」ケアにぜひ取り入れていただきたいですね。
リンパの流れに沿った「フローイングライン」がセルフマッサージの目印に
「こんなところにこだわりました」by あっこ(株式会社encyclo 齋藤明子)
とにかく柔らかく、日常生活の中で身に着けやすい商品になるようにつくりました。
見た目はちょっと固い印象かもしれませんが、ふんわり柔らかく着ていただけると思います。
実際、レギンスはするりと履けて、履けて後も関節の動きを妨げないので動きやすいのです。わたしは休みの日は必ずヨガの時間を持つようにしているので、そんな時にも重宝しています。
個人的なおすすめポイントはふたつ。
ひとつ目は、マイクロタッチを着用する際、特に大きな関節部分にあたるところ(例えば肩とか腰、膝関節のあたり)は、中から手を入れて、軽く浮かしてから肌に馴染ませるようにそっと沿わせること。このひと手間で、よりフィット感が増して気持ちいいですし、からだが動かしやすくなります。
ふたつ目は、ちょっとしたすきま時間に、からだをマイクロタッチの上からセルフマッサージを兼ねて、なでること。いつも「からだにいいことが起きますように!」って祈りながらなでています(笑)。
50代半ばのわたしは、日々なんだかんだと忙しくて、気力が出ないことも多々あるお年頃…。でもなるべく笑顔でいたいし、スッキリした毎日を送りたい。 マイクロタッチインナーは、そんなわたしの強い味方でもあります。