ケープスリーブトップス　～リンパ浮腫、わたしたちのリアルクローゼット～

リンパ浮腫にはおしゃれの悩みがつきもの。
ここでは、enStylers*のクローゼットの中にある愛用品、リアルクローズをご紹介します。
さあ、わたしたちと一緒におしゃれの旅に出かけましょう！
今回のアイテムは、ケープスリーブトップス。きちんと感が必要な日の強い味方です。流れるように広がるドレープの下で、こっそり腕を解放。美しさと快適さのいいとこ取りを。 

*enStylers：リンパ浮腫とともに、自分らしくstyleをもって生きるひとたち

吉備 悠理（きび ゆうり） 


大学医学部在籍中にリンパ浮腫患者のファッションの研究に着手。卒業後はアパレルメーカーに就職。ファッションを通じた生活支援を目標として情報発信などをおこなう。

おすすめポイント＆着こなしのヒント

Good Point

ふんわりかぶさるケープスリーブは、下がノースリーブになっているものも多く、腕の締め付け感が少ないのが嬉しいポイントです。布のドレープと動きで、腕のシルエットもカバーできます。 

ドレッシーな着こなしにも使えるので、人前に出る機会やお仕事の時にもOK。     

Hint To Choose

フォーマルウェアとしても使いやすいので、黒は持っておくと便利です。セットアップで販売されているものも、ケープスリーブタイプがあるので探してみると良さそう。 

腕を広く隠したいときは、袖の裾は縫い付けられているものより、身頃から離れているものでサイドやバックが長めのものがオススメ。腕のチラ見えを抑えられます。

Kibi流コーデ＆アレンジ

ケープスリーブトップスは、フォーマルはもちろんのこと、カジュアルシーンにも取り入れられるアイテム。いろいろな素材やカラーで揃えても楽しめそう。  

フォーマルセットアップ

定番フォーマルスタイル。コーデに悩む場合はワンピースタイプを。さらにコーディネートを楽しみたい場合はセパレートタイプで。セットで着ても、バラバラで着ても良いので、幅が広がります。 

袖が長めの場合、トップスにボリュームが出るので、ボトムはすっきりシルエットのテーパードパンツにしたり、スカートであればコンパクトなペンシルスカートにしたりすると、バランス◎。

カジュアルスタイル

綿素材のブラウスにデニムを合わせてカジュアルにしても◎。フォーマルスタイル同様にコンパクトなボトムできれいめにしても良いですし、あえてちょっとボリュームのあるパンツを選んで大人のラフスタイルにしても楽しい。その場合は、ウエストやシューズのアクセントでメリハリをつけるのがオススメ。 

Point

これは便利！という形のアイテムがあれば、素材やカラーを変えて複数持っておくと重宝します。自分なりの法則を見つけて、ワードローブの充実を！

＜協力＞

リンパ浮腫ネットワークジャパン（リンネット）