医療用弾性ストッキングご購入の際に、大切なポイントをまとめました。
効果を十分に感じていただくために、ぜひご覧ください。
医療用弾性ストッキングは、どんな方におすすめですか?
医療用弾性ストッキングは、身体の末端から中心に向けて段階的に圧迫を加えて、血行やリンパの流れを促進し、むくみを予防・軽減する効果があります。
リンパ浮腫や下肢静脈瘤などのむくみ疾患の治療のために使用されるほか、立ち仕事などで脚のむくみが気になる職業の方や、運動不足や冷えなどによる日常生活でのむくみが気になる方にもおすすめです。
医療用の弾性ストッキングと、一般的な着圧ストッキングはどう違うのですか?
医療用弾性ストッキングは、医療機器製造販売業の資格をもつメーカーで製造し、医療機器として届出を行う必要があります。身体に影響を及ぼす医療材料として、有効性、安全性、品質管理など、厳格な基準に則り開発・生産されています。
医療用弾性ストッキングには様々な品質規格がありますが、MAEÉのコンプレッションシリーズはドイツにて制定された品質保証規格(RAL)をもとに、圧迫力の設定や段階圧力設計を行っています。
医療用弾性ストッキングは、病気でない人が使ってもいいのですか?
弾性ストッキングは、身体の末端から中心に向けて段階的に圧迫を加えて、血行やリンパの流れを促進し、むくみを予防・軽減する効果があります。
疾患の治療だけでなく、立ち仕事などで脚のむくみが気になる職業の方や、運動不足や冷えなどによる、日常生活でのむくみが気になる方にもお使いいただくことができます。
一般的な着圧ストッキングと比べて、圧迫力が高いため、適切な効果を得るためには、ご自身に合ったサイズを選び、正しい方法で着用してください。
MAEÉコンプレッションシリーズは、寝るときに使ってもいいですか?
弾性ストッキングは、身体にかかる重力を考慮して設計されています。MAEÉコンプレッションシリーズは、日中活動している状態を想定して圧迫力を設計しているため、就寝時には着用しないでください。
どのくらいの期間使えますか?
医療用弾性ストッキングは、安定した圧迫力を出すために、太く丈夫な糸で編んでいるため、通常のストッキングよりも伝線しづらく耐久性が高いです。約150回の着用と洗濯を繰り返しても品質保持するように製造していますが、耐久性はご使用状況やお取扱い方法に大きく左右されます。長くご愛用いただくために、着脱時は指輪やブレスレットを外し、ゴム手袋などを着用してお取扱いください。
サイズの選び方
- 適切な圧迫効果を実感いただくために、必ずご購入前に計測を行い、ご自身に合ったサイズを選択してください。
- 部位によって該当サイズが異なる場合は、足首のサイズを優先してください。サイズ適応外の場合は、ご使用をお控えください。
- コンプレッションストッキングは、ロングタイプのご用意もございます。身長ではなく股下の長さに応じてお選びください。
- 定期的に計測し、各部位の周径が変わった場合には、適切なサイズのものに変更してください。
サイズ選択早見表
サイズ選択のめどにご活用ください。
※弾性ストッキングは、きちんと着用すると心地よい引き締め感を感じられますが、フィットさせられていないと、サイズが合っていても着用中にずり下がってきたり、食い込んで不快感を感じる場合があります。
着用方法
医療用弾性ストッキングは、それぞれの部位がきちんとフィットすることで適切な圧迫効果を発揮します。むくみケア効果を実感いただくために、下記の正しい方法でご着用ください。
- 破損(ホツレ、伝線、破れなど)がないことを確認しましょう。破損がある場合は適正な圧迫力が得られないため使用しないでください。
- ストッキングを傷めないために、指輪やブレスレットは外しておきましょう。また、爪で力任せに引っ張ることのないようにしましょう。
- 肌のべたつきを取り除いてから着用すると、履きやすくなります。
- 座った状態で着脱することをおすすめします。
- 薄い手袋やゴム手袋を着用して履くと、ホツレを防ぐ効果があります。
動画でもご覧いただけます。
療養費(保険適用)について
2008年4月より、リンパ浮腫治療のための弾性着衣(弾性ストッキング、弾性スリーブ等)の購入が保険適用となり、購入費用が療養費として支給されることになりました。
また2020年4月からは、慢性静脈不全による難治性潰瘍治療のための弾性着衣等(弾性ストッキング及び弾性包帯)に係る療養費の支給も開始されています。
それぞれ支給要件が異なりますので、ご注意ください。
対象について
保険の対象は以下2つのケースがございます。
①リンパ浮腫治療
▽対象者
以下の方が、医師の指導のもとで弾性着衣等を購入した場合
・リンパ節切除を伴うがんの手術を受けた後、四肢にリンパ浮腫を発症した方
・原発性の四肢リンパ浮腫の方
▽対象商品
商品の着圧が30㎜Hg以上の弾性着衣
※医師の判断により20㎜Hg以上のものでも可能です。
▽支給上限について
【回数】
年2回まで。2回目の申請は、1回目から6か月以上経過している必要があります。
【枚数】
医師の指示がある装着部位ごとに、1回の購入で2着を限度とします。
※パンティストッキングタイプの弾性ストッキングは両下肢で1着になることから、両下肢に必要な場合も2着が限度となります。
【金額】
下記の金額を上限として、購入費用から自己負担額を差し引いた金額が支給されます。
・弾性ストッキング/28,000円(片脚用/25,000円) ・弾性スリーブ/16,000円 ・弾性包帯/上肢7,000円 下肢14,000円
②慢性静脈不全による難治性潰瘍治療
▽対象者
以下の方が、医師の指導のもとで弾性着衣等を購入した場合
・慢性静脈不全による難治性潰瘍治療が必要な方
▽対象商品
商品の着圧が30㎜Hg以上の弾性着衣
※医師の判断により15㎜Hg以上のものでも可能です。
▽支給上限について
【回数】
1回限り。ただし治癒後再発した場合は、再度支給対象となります。
【枚数】
医師の指示がある装着部位ごとに、1回の購入で2着を限度とします。
※パンティストッキングタイプの弾性ストッキ ングは両下肢で1着になることから、両下肢に必要な場合も 2着が限度となります。
【金額】
下記の金額を上限として、購入費用から自己負担額を差し引いた金額が支給されます。
・弾性ストッキング/28,000円(片脚用 25,000円) ・弾性包帯/14,000円
申請方法について
【申請時に必要なもの】
①「療養費支給申請書」
保険組合窓口などで受け取り、必要事項を記入したもの
②「弾性着衣等装着指示書」
弾性着衣の種類や圧迫力について、医師に記入してもらったもの
※フォーマットは、以下よりダウンロードできます。
③ 弾性着衣を購入した際の「領収書」
②の「装着指示書」の発行日以降の日付のもの
【申請のながれ】
MAEÉオンラインストアでは、療養費申請にご使用いただける領収書を発行しています。
療養費の申請について、わからないことがありましたら、医療機関の相談窓口や保険者にお問い合わせください。