リンパ浮腫にはおしゃれの悩みがつきもの。
ここでは、enStylers*のクローゼットの中にある愛用品、リアルクローズをご紹介します。
さあ、わたしたちと一緒におしゃれの旅に出かけましょう!
今回のアイテムは、コーディガン。毎日気軽に羽織れて腕にも優しい、そんなちょうどいい上着が欲しい!そんなアウター難民さんにおすすめしたいコーディガンは、組み合わせ次第で長く使えるので、要チェックです。
*enStylers:リンパ浮腫とともに、自分らしくstyleをもって生きるひとたち
大学医学部在籍中にリンパ浮腫患者のファッションの研究に着手。卒業後はアパレルメーカーに就職。ファッションを通じた生活支援を目標として情報発信などをおこなう。
おすすめポイント&着こなしのヒント
Good Point
コーディガンは、コートとカーディガンの間のようなアイテム。
コートよりも気軽に、窮屈さなく着られて、かつカーディガンよりも防寒力が高いので、enStylersに嬉しいアウターです。
ドロップショルダーなど袖のゆったりしたものが多く、上肢の浮腫の方におすすめですが、縦のラインですっきり見え効果があり、長めの丈は脚や下腹部、お尻をカバーしてくれるので、下肢の浮腫の方にもお役立ちかと思います。
色選びや組み合わせるアイテム次第で、秋から冬、春先まで使えるのもポイント。ぜひワードローブに加えてほしいアイテムです。
Hint To Choose
コーディガンはバリエーションが豊富。素材・丈・色で印象や使い勝手が変わります。
ニットやボアの素材はカジュアルシーンに、スエード素材はフォーマルシーンやきれいめスタイルに合います。
丈感は、短めはカジュアル、長めはシックな印象。
ひざより少し上のミドル丈は、ボリュームのあるボトムにも合わせやすく、着回しやすさがポイントです。
ひざより下の長め丈は、トレンド感があり、すっきりシルエットのボトムと合わせるとスマートにまとまります。
色は、シックなダークカラーから柔らかい印象の明るいカラーまで様々。
ベージュやアイボリーは、春先のコーデにもぴったりです。
Kibi流コーデ&アレンジ
コーディガン1枚では寒いかも?というときは、あったかアイテムをプラス。
寒い季節のおすすめコーディネートをご紹介。
ストールをプラス。
コーディガンの上から大判ストールを羽織ると、肩や背中が暖かく、コーディネートのアクセントにもなります。
肩と二の腕のシルエットカバーとしてもお役立ち。
コーディガンはベルトでマークしても◎。スタイルアップ効果ありです。
ファーベストをプラス。
コーディガンの上にベストを重ねるコーディネートです。
首回りや背中を守りつつ、トップのアクセントが全体をバランスよく見せてくれます。
ダウンベストやボアのベストも、今っぽいレイヤードでおすすめ。
Point
コーディガンは毎日着られる気軽さがポイント。プラスするアイテムを変えて、着回しを楽しんで。
健康科学に興味を持ち2016年に東京大学医学部健康科学科に進学。看護学を専攻。服飾サークルに所属するなどファッションへの関心も高く、看護分野におけるファッションの意義を考え始め、医学看護学の枠にとらわれない形でファッション×看護に取り組むために、卒業後、アパレルメーカーへ就職。ファッションを社会生活における重要なツールと捉え、ファッションを通じた生活支援を目標として情報発信などを行う。 大学時代、がん看護の授業で出会ったリンパ浮腫の写真に「むくんだらお洋服はどうすれば良いの?」という素朴な疑問を抱き、リンパ浮腫患者のファッションの研究に着手。卒業研究では、自身でイラストと文章を作成し「リンパ浮腫とうまくつきあうスタイルブック」を開発した。研究論文は「リンパ浮腫管理の研究と実践」第8巻1号に掲載。
「リンパ浮腫とうまくつきあうスタイルブック」
「リンパ浮腫管理の研究と実践」